yamasakuの骨コツブログ

田舎の病院に勤務しているyamasakuです。主に業務で得た知識の備忘録について書いていきます。理学療法士と骨粗鬆症マネージャーの資格を持っています。

腰痛体操で腰痛は改善するか?

コロナの影響で自宅にいると体がなまりますね。

 

私も家でゴロゴロしていると体中が痛くなってきます笑

適度に運動が必要ですね。

 

今回は、腰痛体操は腰痛の改善に影響があるか?について解説していきます。

 

目次:

 

 

結論

腰痛体操は腰痛にある程度効果があるが、必要な運動でなければ効果がない。

 

背景

国際規模での疫学研究であるGlobal Burden Study(世界疾病負担研究)で、腰痛は健康でない状態で生活する年数を指標とする調査で、

1990年から2016年まで不健康である要因

 

1

 

となっています。

 

それくらい、腰痛は生活において困っているということになります。

 

腰痛に対する治療

 

腰痛に対する治療として

  • エアロビック運動
  • 筋力増強運動
  • 筋持久力トレーニン
  • ストレッチング

等が推奨されていますが、明確なエビデンスがあるわけではありません。

 

 

腰痛の原因は

 

上記の治療効果が得られにくい原因としては、

腰痛の原因が多種多様であるため、効果的な運動方法が確立できない為です。

 

ですので、腰痛だからこの運動!ではなく必要な状態に対して、必要な運動をする必要があります。

 

治療体操

 

代表的な治療体操として以下のものがあります。

 

Williams体操

 

腰の椎間板と背筋の硬さが骨の変形を増強しているのが原因と考えました。

そこで、腰痛の改善として姿勢体操を考案しました。

具体的に

  • 腹筋の強化
  • 臀部の強化
  • 背筋のストレッチ
  • 大腿後面のストレッチ
  • 股関節前面のストレッチ
  • 臀部と大腿前面の強化

を上げました。

 

Mckenzie体操

 

普段の生活で前かがみになる事が多いため、背骨がだんだん曲がってくると考え、伸展運動の必要性を述べました。

具体的に

  • うつ伏せ
  • うつ伏せから肘をついてそらす
  • うつ伏せから手をついてそらす
  • 立って状態を後ろにそらす

を上げました。

 

効果

 

2つの腰痛体操での効果について説明します。

 

williams体操

Donchinらは、

45分間のWilliams体操2週間に1回の程度を3カ月指導された運動群 

VS

90分間の腰痛教室を2週間のうち4セッション受講し、2か月後にさらに5回受講した腰痛教室群

VS

介入をしない群

 

上記を比較し、運動群が他と比べて6か月後の前かがみの体幹前屈と腹筋筋力が改善し、腰痛のエピソードが減少したと報告しています。

 

Mckenzie体操

 

ステマテックレビューで報告されています。

急性腰痛に対して、Mckenzie体操は他の治療(徒手療法、腰椎の可動域運動、関節モビライゼーション、活動の継続と服薬)で疼痛強度と能力障害の改善効果に差はないとしている。

慢性腰痛に対して、体幹筋力トレーニングやストレッチを行う介入と比較し、能力障害の改善効果は有意に高いとしている。しかし徒手療法と運動を食い合わせた介入との比較では、疼痛強度、能力障害ともに改善効果は差がないとしている。

 

 

おわりに

 

前提として、必要な運動を必要な頻度を行うことで、ある程度の治療効果は得られてると思っています。もちろん、骨折とか神経症状は別ですよ。

このような体操だけでなく、様々な治療が改案され実践されて有益な効果が示唆されています。

 

 

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